東京での追加調査

東京では早速、写真の男性である社長の御曹司と面会しました。男性は女性が漏洩させたということが「信じられない」と繰り返し言われていました。「できることなら彼女の潔白を証明して欲しい」とのことでしたので、失踪人探しからはどんどん離れていってしまうようですがそちらの調査も引き受けることにしました*1
そもそも「漏洩」があったという事実と、その犯人が彼女である、と(少なくとも)論証した証拠は何か、というあたりを男性から聞いてみると、どうも調査は内部調査に過ぎず、システムログレベルの記録、それも単一の記録などを援用して論証しようとしていたようです。しかし、記録そのものが不完全な部分が多く、結局「犯人」を突き止めることはできなかったとのことでした。となると、社会的責任と信頼回復という面で会社は大きなダメージになってしまうわけなのですが、タイミング良く(?)彼女が「わたしが漏洩させました」と言い出した、というのが経過だったようでした。
とりあえず手がかりとして、女性がもともと会社内で使用していたPCを調査することになり、(上司でもある)御曹司の許可をいただいてハードディスクイメージをコピーして持ち帰りました。

*1:ここはあとで上手く言い訳しないと、当事務所の財務省に厳しく追及されてしまいます(笑)