真犯人は?

女性のPCからソフトウエアのコードを発見したんですが、奇妙なことに気づきました。コードのファイルがあった形跡があって、しかもご丁寧にそれは削除(隠蔽)されているんですが、バイナリデータが見つかっていなかったんですね。
コードの規模や開発環境にもよりますが、見たところ高級言語による開発のようでしたし、ライブラリなどの中間的なバイナリデータが全く存在しないのは奇妙でした。ソースの構成上、あるいは試行錯誤して作成している限り、どこかにその痕跡は残るはずなのです。エージェントとして送り込まれるソフトウエアの方はサイズの小ささが求められるのですが、コントローラーのソフトウエアの方は特に小規模である必要はありません。実際コードはそれなりに大きいものでしたし、どこかに中間的なバイナリデータがあっても良さそうな感じでした。
ただ、おそらくデータを削除しているところから見て、ある程度フォレンシックスを意識した隠蔽工作である可能性が高いと思われます。となると、真犯人が他に居るとして、こうして大々的に調査が入っているときに、それでもまだどこかに証拠が残っているということは考えにくいですね。もちろん調べてみないと分からないのですが・・・
そこで、許可を得てある仕掛けをしておくことにしました。