東京での追加調査その3

女性のPCの解析をさらに進めていくと、消去されたファイル群の中にプログラムのソースファイルが多数あるようでした。システム開発を担当している部署なので不自然なことではありませんが、その中でも頻繁に修正を繰り返されていたらしい一つのソースファイルが気になりました。
プログラムをざっと読んでみると、どうやらファイル送出のプログラムのようです。ソースと関連ファイルを再生して、開発環境をお借りして実行ファイルを作成してみると、発見されたプログラムのファイルそのもの(と見えるもの)が作られました。
しかも、さらに関連ファイルらしきものを調べていると、コントローラーにあたるプログラムも見つかりました。
ここで両方が開発されている、ということはもしかして失踪した女性は本当の犯人なのか?という疑惑が浮上してきたわけです。予断は禁物ですが、少なからず驚かされる展開になってきたようです。